癌・癌利権に関連する記事
◯ガン利権と保険金不払いで儲けるアフラック。黒いアヒルは彼らそのもの。2014年5月15日
- 癌保険を販売する保険会社はTVCMを大量に流し、「癌は危険」「癌には高額な治療費が必要」などと視聴者に癌になることの恐怖を植え付け、癌は恐ろしい病気だということが社会の常識となってしまっている
- 民衆の不安を煽り癌保険契約を多数獲得する一方で、実際には癌患者への保険金の不払いが状態化するなど、アフラックは善人を装う金融マフィア
癌という病気自体が医療関係者の利権のために考え出された病気なので、癌保険に加入する必要もありません。
◯ガンが治らない抗ガン剤は認可され、ガンが治る「丸山ワクチン」は認可されないこの国の闇。2014年5月21日
- 癌利権は癌患者を治療する病院・抗癌剤を製造している製薬会社・癌保険を扱う保険会社・製薬会社からキックバックを受ける医師などが、癌患者や保険加入者から大金をぼったくる仕組み
- 医者自身が「自分が癌になっても抗癌剤は使わない」と言っている
- 抗癌剤は延命治療(完治はしない)
- 抗癌剤は打ってみるまで効果があるか分からない博打のようなもの
◯ガン利権によるSTAP細胞つぶし。金融ユダヤ人こそこの世のガンだ。2014年6月10日
◯なぜSTAP細胞は握りつぶされたのか。ガン利権という巨大な闇。2014年8月10日
- 癌利権の儲けを減らすような研究は叩き潰され、研究者は社会的な地位を失い、悪くすれば暗殺される
- 癌利権とつながっている研究はノーベル賞を与えられるなど称賛される
◯理研・笹井氏暗殺によるSTAP細胞つぶしの成功により、早くも新たな保険利権が誕生する模様です。2014年8月18日
- iPS細胞などの再生医療は新しい医療のため臨床研究で患者に被害が出る恐れがあるとして、新たに保険会社が儲かる仕組みが作られようとしている
◯エボラワクチンは殺人兵器。投与した人のみがエボラに感染する仕組みです。2014年10月25日
- 抗癌剤は殺人兵器であるマスタードガスを薄めて医薬品として転用したもの
- 医者は抗癌剤が毒物であると知ったうえで、癌患者に抗癌剤の投与を勧める
- 抗癌剤はただの毒なので、抗癌剤を投与することで抵抗力や免疫力が低下し、様々な症状を引き起こす原因となる
◯RAPT×読者対談〈第112弾〉現代科学の知識はどこまで本当か。2016年9月9日
- 人間の脳は多数の脳細胞から構成されており、それぞれの脳細胞は電気信号で情報をやり取りしている
- 脳に電気を補充するためには、良い気を受けることが重要
- 祈りで神様から聖霊を受けることで、脳に質の高い気を補充することができる
- 世の中の健康情報を鵜呑みにし栄養ばかり補給しても、良い気を補充し脳が正常に働かなければ体も機能しない
- 脳にとっての唯一の栄養分がブドウ糖であり、糖質の摂取を制限する健康法は脳の働きを悪化させるため危険
- 現代科学の源流には先史時代の悪魔教の思想が根付いており、学問をわざと複雑で難解なものとし庶民が理解できないようにすることで、イルミナティが先史時代から伝わる知識や技術を独占し庶民を支配している
◯RAPT×読者対談〈第113弾〉ワクチンも薬もただの毒。論より証拠。2016年9月29日
- ワクチンを全て接種させた長男は年を追うごとにどんどん病弱になり、ワクチンを接種させなかった次男は元気に育った実例がある
- 抗癌剤を打った癌患者は癌がほとんど治らず、寧ろどんどん病状が悪化していった
- 抗癌剤やワクチンなどの薬には体温を下げる副作用がありしもやけになることがある
- 癌は体温を上げることで治療できると言われているが(温熱療法という癌の治療法がある)、体温を下げる抗癌剤治療は矛盾した方法
- ぜんそくを緩和させるための薬の副作用が「咳」であるなど、副作用を知らずに薬を飲むことでかえって症状を悪化させてしまうケースもある
- 精神薬と同じ成分の坐薬を医者から処方されるまま安易に子供に使用するのは危険
- 医者に頼り過ぎるのも危険だが、薬を全く飲まないで症状を長引かせるのも効率的ではない
- マスコミによる「過剰な健康ブーム」が人々の健康不安を煽っている
- マスコミは広告収入により成り立っているので、基本的にスポンサー(製薬会社・サプリメントメーカー・フィットネスなどの健康産業)の利益になる情報は流しても、スポンサーの利益を損ねる情報は流さない
- 昔は衛生状態が悪かったり栄養状態が悪かったため病気になる人がいたので医者も儲かったが、今では生活環境が改善され病気になる人も減ったため、ワクチンや癌検診などで積極的に患者を作り出して儲ける仕組みになっている
◯RAPT×読者対談〈第114弾〉癌という病気は存在しない。(前編)2016年10月5日
- 長年にわたり癌の研究が行なわれているにもかかわらず、癌の原因が時代によってコロコロと変わる
- 「癌は危険だ」という説と「癌は危険ではない」という全く正反対の説が存在するのは、実際は「癌という病気が存在しない」から(※悪性の腫瘍は存在します)
- 従来は酒・たばこは癌の原因とされ、酒を飲んでいる人・たばこを吸っている人が癌だと診断されたら受け入れざるを得なかった
- 現代は酒を飲まない人・たばこを吸わない人が増えてきたので、誰もが摂取している砂糖を癌の原因に仕立て上げれば、医者の都合で誰でも癌患者にすることができ、癌と診断された人はそれを否定することができない
- 癌の原因が未だに特定できていないということは、医者は「癌かもしれない」という理由をつけて癌ではないかもしれない患者に癌治療を行なっているということ
- 研究によって「癌になる原因の新たな事実が判明した」ということは、過去に行なってきた癌治療は癌の原因が何だか分からない医者が適当な治療を行っていたという証拠
- 人間の細胞は約60兆個あり、毎日3000億個の細胞が新たに作られる一方、外傷などで壊死した細胞や役目を終えた古い細胞3000億個が消滅し、新しい細胞と入れ替わるようにプログラムされている
- 毎日3000億個も作られる細胞には3000~5000個は欠陥品の細胞(癌細胞)も含まれるが、アポトーシスによって自然に消滅するようにプログラムされている
◯RAPT×読者対談〈第115弾〉癌という病気は存在しない。(後編)2016年10月12日
- 人間には一日に170gの糖が必要であり、そのうち120~130gが脳で消費され、30gが全身に酸素を運ぶ赤血球のエネルギーとして消費される
- 糖質は生命を維持するために欠かせない栄養素
- 糖質を制限し糖エネルギーが不足すると、その不足分の補充として筋肉を分解しアミノ酸に変えていくため筋肉量が減っていく
- 糖質制限ダイエットには筋力低下・骨粗鬆症・動脈硬化が引き起こす脳卒中など様々な病気の原因となる危険性がある
- 過度な糖質制限は筋肉・臓器・皮膚・骨・血液など肉体を構成する細胞の原料であるたんぱく質をエネルギーとして消費してしまうため、体がどんどん老化する
- 最初に砂糖を有害物質としたのはマクロビオテックを提唱した思想家の桜沢如一
- マクロビオテックは「陰陽思想」や「八紘一宇」が根本にある単なる宗教的な思想であり、化学的な根拠はない
- 長野県が砂糖摂取量で全国1位であり、癌死亡率では全国最下位であるデータが示す通り、砂糖と癌には何の関連性もない
- 乳癌の原因として多種多様な関連性のない事柄が列挙されており、これだけ原因が定まらない病気も珍しい(怪しすぎる)
- 「乳癌の原因はウィルスではなく、子宮頸癌の原因はウィルスである」と断定されているように、同じ癌という病気でありながら様々な原因が挙げられている
- 医学で癌を学ぶ時、「何故癌ができるか?」という根本的な原因・科学的な根拠には全く触れられない
- 病院に行って「原因が分からなければ癌扱いされる」可能性が高い(医師が主観的に決めても良い仕組みになっている)
- 抗癌剤は薬価が高額なため高額医療助成金の対象になり、患者窓口負担が月八万円程度で「税金で医療費の殆どが賄われてしまう」官民合同ぼったくり詐欺システム
- 国立がんセンターを設立したのが日本医師会の会長だった武見太郎であり、武見太郎は麻生太郎と近い親戚であり、麻生太郎は天皇とも近い親戚
- 日本赤十字社を経営している天皇家一族は、国立がんセンターを通して「癌は危険」「癌は怖い」「癌になると死ぬ」と国民を洗脳し、高額な治療費をぼったくれる癌利権の中心にいる
- 世界中の医師会関連のロゴマークは悪魔を象徴する蛇ばかり
- 癌やエイズなど不治の病と言われている病気のほとんどが医者の儲けの種
- 有名な医者が人命を危険に晒すリスクを冒してまで「癌は安全だ」と言い切れるのは、実際には「癌という病気が存在しない」から
◯RAPT×読者対談〈第117弾〉爆発的に増えたイルミナティ要員に明日はない。2016年10月21日
癌患者を増やしたい癌利権の手口
- 「禁煙ブーム」によって喫煙者が減っているにもかかわらず、データ上ではなぜか肺癌患者が飛躍的に増加している
- 携帯電話の電磁波で脳腫瘍になるという説がある(携帯電話が導入されてから過去数十年間で、多くの国で脳腫瘍の発症件数が増加したという証拠はありません)
- 実験用のネズミの心臓に腫瘍ができたとする研究結果がある(一般的に細胞分裂がほとんど起こらず細胞が極めて増殖しにくい環境にある心臓は、細胞の異常増殖の病気である癌が発生しないと言われています)
◯軽井沢の「ビル・ゲイツの別荘」は悪魔崇拝のための宗教施設である可能性大。2016年12月8日
- 副作用で問題になった子宮頸癌ワクチン接種を推進させようとしたのが戦略国際問題研究所(CSIS)であり、CSISは生長の家の創始者・谷口雅春の著書「生命の實相」から多大な影響を受けた稲森和夫や大本教から独立したワールドメイトの教祖深見東州(半田晴久)らが理事を務める
- IT企業の社長だったビル・ゲイツや堀江貴文が予防医療の業界に関わってくるほど、医療利権には医療を全く知らない素人でもボロ儲けできる仕組みがある
◯RAPT×読者対談〈第131弾〉小林麻央の死は悪魔への生贄である。(悪の巨塔・日野原重明と市川海老蔵の深いつながり)2017年8月17日
- 日本で初めて人間ドックを開設し、予防治療なるものを広め、嘘の診断で健康な人を癌患者に仕立て上げ、大量の治療費をぼったくった挙句、最終的に抗癌剤治療によって多くの人を殺してきた立役者の一人が日野原重明
- 日野原重明が「成人病」と呼ばれていた一群の病気の名称を「生活習慣病」に改めた
- 日野原重明は保守思想を持ち、皇室を崇敬し、度々皇室行事に招かれており、新日本国憲法に勤皇奉仕義務を明記するよう求めている
- 日野原重明は「よど号ハイジャック事件」と「地下鉄サリン事件」に関与している可能性が高い
- 日野原重明が「ライフ・プランニング・センター」を設立する際に、笹川良一が3億円の資金を援助した
- 市川海老蔵 → 石元太一 → 三田佳子 → TSK.CCCターミナルビル → 町井久之 → 田岡一雄 → 笹川良一 → 日野原重明 → 癌利権
- 国立がん研究センターを設立した武見太郎の息子が自民党の衆議院委議員である武見敬三
- 武見敬三の姉は麻生太郎の弟である麻生泰と結婚しており、麻生太郎は癌利権ともつながりがある
- 乳癌にかかる可能性がある人が、乳癌予防のために乳房を切除することを日本国内で最初に承認したのは日野原重明の聖路加病院
日野原重明は新日本国憲法に「勤皇奉仕義務」の明記を求めるなど右翼的な思想の人物ですが、生長の家の原理主義者と呼ばれる髙橋史朗や、日本会議の会長である田久保忠衛が関わっている「民間教育臨調」の顧問だったようですね。
日本における「宗教右翼」の台頭と「つくる会」「日本会議」
日本における「宗教右翼」の台頭と「つくる会」「日本会議」
日本の戦争責任資料センター事務局長 上杉 聰
はじめにこれまで、日本社会における反動勢力として、日本を守る国民会議、日本遺族会、英霊にこたえる会、軍恩連盟などがよく知られてきた。しかし、これらの団体には、近年、大きな変化が起こっている。その背景の一つに、構成員が高齢化し、組織的力量が急速に減退していることがある。たとえば日本遺族会の中心を担ってきた婦人部の平均年令は、すでに85歳となり、その政治的な影響力を急速に減退させつつある。
いっぽう、最近、教科書問題や教育基本法の改悪、あるいは女性や在日の人々の権利伸長に対抗し、反動的な運動を活発に進めている勢力に、宗教団体が目立つようになってきた。彼らは、豊富な資金力や組織力を活かし、さまざまな運動を支えているばかりでなく、その大きな動員力によって、選挙において国会議員や一部の首長などにも影響をもつに至っている。そのため、現在の中央や地方の政治状況を分析しようとすれば、宗教界の動向を組み入んだ視点が不可欠になってきた。こうした「宗教右翼」の台頭は、世界的な動きの一環でもある。本稿は、その実態解明を今後本格的に行うための端緒的な試みである。
ただ、彼らはきわめて慎重であり、多くの場合、宗教団体であることをカモフラージュしつつ行動するため、その全貌を把握することは容易でない。そこでこの小論には、さまざまな内部関係資料や証言にインターネット情報なども加え、その概括を明らかにする方法をとった。その場合、最近は検索機能が発達していることに依拠し、アドレスを省いたことをお断りしておく。
教育基本法改悪運動と「つくる会」
今年1月26日、東京の砂防会館に1200名余を集めて「『日本の教育改革』有識者懇談会」(略称・民間教育臨調)の設立集会とシンポジウムが開かれた。役員には著名な文化人、大学関係者、スポーツ機構の役員、元労働団体役員など、多彩な顔ぶれが目立ち、中曽根康弘と森喜朗からの長文の祝電も寄せられ、教育基本法改悪勢力の総結集とその広がりを印象づける集会となった。会場は熱気にあふれていたという。
同会の趣意書によると、「我が国の光輝ある歴史と伝統に基づく教育理念の再構築」が必要であり、「米国の占領行政の一環として制定せしめられた教育基本法を基盤とする戦後教育の諸慣行が、さまざまな破綻をもたらしている」とし、同会は「教育理念」「学校教育」「家庭教育」「教育制度」の4つの部会で調査検討し、それを政府・文部科学省・都道府県教育委員会などに対して「積極的に改革案を提示し、改善をもとめる」ため、さまざまな運動を繰り広げるとうたっている。シンポジウムでは、中央教育審議会の昨年11月の中間報告を評価しつつも、「さらに進んで国への誇りや自己犠牲を明記しなければならない」(産経新聞1月27日)などを訴えた。
当日、会場で配布された役員名簿によると、この団体の役員は、顧問8人、会長1人・副会長5人・代表委員69人・運営委員長1人、事務局長1人、協力委員157人からなる大組織で、中心は会長・副会長・運営委員長の3役であることが、会場における発言などから判明する。表1にそのメンバーを記したが、中でも中心となって全体を統括しているのが運営委員長の高橋史朗であり、同会の連絡先は明星大学の高橋史朗研究室となっている。事務局長も、同大学の戦後教育史研究センター所員・勝岡寛次(著書に『韓国・中国「歴史教科書」を徹底批判する』)である。
この団体の性格を正確に分析しようとするとき、その前提として「新しい教育基本法を求める会」(以下「求める会」)なる存在を知っておく必要がある。表2に記したが、「求める会」は、2000年に発足した組織で、同年9月には「新しい教育基本法へ6つの提言」(以下「6つの提言」)を森喜朗首相(当時)に提出した。その役員構成は、「新しい歴史教科書をつくる会」(以下「つくる会」)の主要メンバーと「日本の高等教育を考える会」(1997年設立、復古調教育を追求。2001年に「日本の教育改革を進める会」へと改称。会長・西澤潤一ほか)の会員であり、両者が協力して作った組織である(後述する日本会議も一部協力)。ただ、「求める会」の役員19人のうち「つくる会」役員・主要賛同者が過半数の10人を占め、また事務局長にも高橋史朗(「つくる会」副会長)がなり、主導権は「つくる会」系が握っていたといえるが、会長としてもういっぽうの組織を代表する西澤潤一を担ぐ形をとり、顔をたてることも忘れないでいた。
今回の民間教育臨調は、「求める会」とおなじように高橋史朗が中心となって会長・西澤潤一を担ぐ構成となっているだけでない、集会の参加者全員に、2000年に作成・提出した上の「6つの提言」冊子をそっくりそのまま配布し、「『新しい教育基本法を求める会』は、このたび『日本の教育改革』有識者懇談会(略称 民間教育臨調)として生まれ変わりました」という「お知らせ」の紙片を挟み込んでいた。
当日の基調も、両組織が前面に立ちつつも、どちらかといえば「つくる会」が内実を占める線で進められた。総合司会は「進める会」の小林正(元神奈川県教組委員長、元参議院議員)が行い、あいさつは西澤会長、活動方針の提起を高橋運営委員長、シンポジウムについてはパネリスト4人のうち、「つくる会」理事の中西輝政、賛同者の長谷川三千子、同会をマスコミ・出版の面から支えてきた産経新聞の論説委員・石川水穂と、「つくる会」系が三人が占め、さらにシンポのコーディネーターとして再び同会副会長の高橋史朗が登壇するというありさまであった。
つまり、「つくる会」は今、教基法改悪に力を入れており、「求める会」をより幅広い勢力とともに結成した成果を基礎に、今回、民間教育臨調としていっそうその影響力を拡大したことを意味する。
「つくる会」は現在、独自の主要な活動として会員倍増運動を進めるとともに、次回2005年の採択にかかる歴史教科書を来年4月に検定申請するが、その見本本を『ジュニア版歴史入門』として今年7月に市販する計画を進めている(同会「第5回定期総会議案書」02年7月)。だが、このように、もういっぽうで教育基本法(以下、教基法)の改悪に大きな力を注いでいることに注目する必要があろう。その理由として、教基法改悪によって学習指導要領そのものを反動的に改変する基礎をつくるとともに、教育行政が現場教員とその教育内容を完全に統制することができるようにするためと考えられる。
「つくる会」教科書と私たちが次に正面から対決する05年の前哨戦は、教基法改悪をめぐって今進められようとしている。
表1 民間教育臨調 主要役員名簿 (2003年1月26日、▼印は上杉による、本文参照)
【顧 問】(8名を略す)
【会 長】
▽西澤潤一(岩手県立大学長)【副会長】
▼石井公一郎(元ブリヂストンサイクル社長)
▼宇佐美忠信(富士社会教育センター理事長)
▼長谷川三千子(埼玉大教授)
▼村松英子(女優)
▽安嶋彌(日本工芸会会長)【代表委員】(69名を略す)
【運営委員長】
▽高橋史朗(明星大教授)【事務局長】
▽勝岡寛次(明星大戦後教育史研究センター所員)【協力委員】(157名を略す)
民間教育臨調の組織的背景の分析
では、民間教育臨調の動きを組織したのは「つくる会」だけであろうか? 表3に、会長から代表委員までの役員を出身母体から分類してみた。ここに民間教育臨調のいくつかの特徴が浮かび上がる。
まず第一は、実業界が以外と少ないことである。「つくる会」に属する石井公一郎と山本卓眞を加えても5人にすぎない。むしろ、これまで「つくる会」と深い関係にあったのが、漫画家・小林よしのりを通じて日本青年会議所であったことを考えれば、そして同会議所の会員が所属する企業の平均従業員数が12人程度で、会員はその経営・管理者クラスである(同会議所HP)ことからみて、実業家といっても、むしろ中小企業が主力とみて差し支えないと思われる。
第二に、新聞社から産経と読売、毎日(スポーツニッポン)の関係者が加わっている。産経新聞は役員を送っていないが、パネリストに論説委員・石川水穂を出していること、また同社と彼が教育臨調を積極的に応援する論陣を張ってきたことから考えれば、同会の実質的なメンバーであると考えてよいだろう。読売も今年1月14日の社説で「基本法の改正が急務」と訴えたが、これも今回代表委員に名を連ねた朝倉敏夫によるものと考えられる。
第三に、労働界から天地清次、宇佐美忠信という二人の元同盟会長が加わっているが、彼らは「つくる会」の賛同者にも名を連ねてきた。連合の役員の一部には「つくる会」系のサークルがあると言われている。また教員組合から、全日教連と福岡の第三組合・福岡教育連盟が代表を送っている。いずれも組織人員は限られるが、地域的には主流を占めているところがある。全日教連は、昨年11月15日、中央教育審議会の中間報告を高く評価する声明も発表している。
第四に、文部科学省所管の財団・社団法人などの公益法人関係者が非常に多いことに気づく。正確には全国地名保存連盟と全日本中学校長会、および日本私立中学高校連合会の3団体はそこに含まれないが、文科省の影響力が及ぶことを考えて、同一のグループとした。とくに村尾次郎は、皇国史観の代表的歴史家・平泉澄が結成した朱光会にかつて属し、戦後も1956年、教育の右旋回により教科書調査官制度が発足したとき、社会科最初の主任調査官となって今日の検定路線を打ち出し、教科書に同史観の導入を計った張本人であり、家永教科書裁判でも文部省側の中心人物であった。
また文科省所管の公益法人は、文科省官僚の天下り先であることから、同省OBの影響が及びやすいことを考慮すれば、教基法改悪に文科省OBのうち右翼的な部分(村尾はもちろん)が積極的に関わり始めていると推定してよいと思われる。とくに鈴木勲は、「侵略」を「進出」に書き換えさせたことが問題となった1982年当時、文部省の初等中等教育局長であり、中国や韓国の要求を受け入れることは検定制度の崩壊につながるとして反対した人物である。
最近、鈴木勲は、近隣諸国条項が作られて以降、「それが悪用されて、例えば従軍慰安婦まで記述されるとは思わなかった」「あの(「つくる会」教科書)を早速読みましたが、今までの教科書に欠けていた民族の歴史としての一貫性というものが神話から書かれている。日本民族の数々の歴史的経験を理解できる、ある意味で民族としてのプライドを持てる、まともな歴史教科書がやっとできたという感想です」(『正論』02年11月)と述べている。ちなみに、愛媛県の養護学校と中高一貫高に「つくる会」歴史教科書を採択させる上で力を発揮した加戸守行知事も、リクルート事件に連座して辞めさせられたとはいえ、タカ派エリートとして文部省官房長まで上り、その後、日本音楽著作権協会の理事長などに天下った人物である。これら文科省OBの右派人脈は、これから要注意であろう。
表3 民間教育臨調 主要役員の出身分類 (【 】内は民間教育臨調における役職、<2003年1月26日>、分類及び▼印は上杉による、本文参照)
日本の教育改革を進める会
▽西澤潤一(岩手県立大学長)【会長】
▼小田村四郎(拓殖大総長)
▽小林正(元参院議員)
▽神津康雄(日本の教育改革を進める会専務理事)新しい歴史教科書をつくる会
▽田中英道(新しい歴史教科書をつくる会会長)
▽高橋史朗(明星大教授)【運営委員長】
▼石井公一郎(元ブリヂストンサイクル社長)【副会長】
▼長谷川三千子(埼玉大教授)【副会長】
▽川島広守(日本野球機構コミッショナー)
▼田久保忠衛(杏林大教授)
▽中西輝政(京大教授)
▽西尾幹二(電気通信大名誉教授)
▼山本卓眞(富士通名誉会長)
▽芳賀徹(東大名誉教授)
▽木村治美(共立女子大教授)実業界
▽揚原安麿(日本青年会議所会頭)
▽小林陽太郎(富士ゼロックス会長)
▽下山敏郎(オリンパス光学工業最高顧問)
▽羽山昇(理想科学工業会長)新聞・出版
▽朝倉敏夫(読売新聞社論説委員長)
▽牧内節男(元スポーツニッポン新聞社会長)
▽江口克彦(PHP研究所副社長)医師会
▼坪井栄孝(日本医師会会長)
▽和田秀樹(精神科医)労働界
▽天池清次(元同盟会長)【顧問】
▼宇佐美忠信(富士社会教育センター理事長)【副会長】
▽西田智(福岡教育連盟委員長)
▽前澤克明(全日本教職員連盟委員長)文部科学省所管の公益法人および関連団体
▽市村真一(国際東アジア研究センター顧問)【顧問】
▽岡本道雄(日独文化研究所理事長)【顧問】
▼村尾次郎(全国地名保存連盟会長)【顧問】
▽安嶋彌(日本工芸会会長)【副会長】
▽川淵三郎(日本サッカー協会会長)
▼境川尚(日本相撲協会相談役)
▽鈴木勲(日本弘道会会長)
▽西原春夫(青少年育成国民会議会長)
▽橋幸夫(日本歌手協会副会長)
▼春風亭柳昇(日本演芸家連合会会長)
▽船村徹(日本作曲家協会会長)
▽千玄室(茶道裏千家前家元)
▽星正雄(全日本中学校長会会長)
▽堀越克明(日本私立中学高校連合会会長)文筆家
▽市田ひろみ(服飾評論家)
▽桶谷秀昭(文芸評論家)
▽辺見じゅん(作家)
▽屋山太郎(政治評論家)俳優・歌手
▽村松英子(女優)【副会長】
▼安西愛子(声楽家)
▽里見浩太朗(俳優)
▽津川雅彦(俳優)
▽藤岡弘(俳優)大学関係者
▼宇野精一(東大名誉教授)【顧問】
▼瀬島龍三(亜細亜大理事長)【顧問】
▽田中卓(皇学館大名誉教授)【顧問】
▽日野原重明(聖路加看護学園理事長)【顧問】
▽秋山仁(東海大教授)
▽石川忠雄(慶応大名誉教授)
▽泉屋利郎(金沢工業大理事長)
▽入江隆則(明治大教授)
▽鵜川昇(桐蔭横浜大学長)
▽梅沢重雄(日本航空学園理事長)
▽小田晋(帝塚山学院大教授)
▽尾田幸雄(お茶の水女子大名誉教授)
▼勝部真長(お茶の水女子大名誉教授)
▽金井肇(元大妻女子大教授)
▽上寺久雄(兵庫教育大名誉教授)
▽川上源太郎(清泉女学院大副学長)
▽久保田信之(学習院女子大教授)
▼小堀桂一郎(東大名誉教授)
▽篠沢秀夫(学習院大教授)
▽新堀通也(武庫川女子大教育研究所長)
▽鈴木孝夫(慶応大名誉教授)
▽多湖輝(千葉大名誉教授)
▽林道義(東京女子大教授)
▽広中平祐(京大名誉教授)
▽松原達哉(立正大大学院教授)
▽村田昇(滋賀大名誉教授)
▽渡部昇一(上智大名誉教授)その他
▽岡崎久彦(博報堂岡崎研究所所長)
▼出雲井晶(「日本の神話」伝承館館長)
▼小野田寛郎(小野田自然塾理事長)修養団体
▼廣池幹堂(モラロジー研究所理事長)
▼丸山敏秋(倫理研究所理事長)
追加情報
癌細胞は切除してみないと、それが癌細胞なのかどうか分からない
○真理を求めて、最後まで諦めないシリーズ 2
※リンク先の動画は再生できなくされてしまいました。
- 癌は手術で切除した細胞を病理検査で調べてみるまでは、それが癌細胞であるかは分からない
- 甲状腺癌だと診断され手術をしても良性結節だった(甲状腺癌ではなかった)例もあった
二十年間、どんなに癌について考えても矛盾しか見えてこない
がん細胞は死にやすい
がん細胞はどんな悪条件にもかかわらず、どんどんたくましく、際限なく増殖していくようなイメージを持たれるかもしれませんが、少し違うのです。がん細胞自体、実験室で培養してみますと、意外に死にやすいデリケートな細胞なのです。放っておいてもがんがん増えるという感じではありません。結構まめに面倒を見なければ、死んでしまう細胞なのです。私自身も、もともとは悪性脳腫瘍の専門家として、長く臨床と研究に携わってきていますので、折に触れがんとは何なのだろうと20年あまりに渡って、自問自答してきていますが、がん細胞の存在自体が自己矛盾なのだと思えてなりません。体内でがんが勢力を大きくして行けば行くほど、結局は宿主(患者さん)が早く死ぬことになってしまって、同時にがんも死んでしまうのです。繁栄するために増殖するのだとすれば、話が合わなくなってしまいます。がんが増殖することは、まったく合目的ではないということになります。がん細胞はもともと、無限に増殖することを目的として発生するのではなくて、いずれは自殺(アポトーシス)するために発生したのではないかと私は考えています。がん細胞は意外にも、自殺(アポトーシス)しやすい細胞なのです。
がんが際限なく意図的に増殖しているように見えるのはまったくの錯覚で、患者さんが考え方をはじめ、今までの生活習慣を改めないから、あるいは、いたずらに免疫力をおとしめる対症療法を受けるから、結果として、単に惰性でがん細胞が増えているにすぎないのではないかと思うのです。現に、今までの考え方を改めて節制した患者さんや医者に見放され自分でなんとかするしかないと決意した患者さん、対症療法を積極的に受けなかった患者さんに自然退縮(自然にがんが縮小あるいは、消滅すること)が多いのは、説明がつくかと思います。
がんの発生は、一種のイエローカードなのかもしれません。今までの考え方、生活習慣を根本的に改めよという警告なのかもしれません。我々に諫言しているのかもしれません。再三の警告にもかかわらず、悔い改めることをしない方は、そのために不幸な転機をとりますが、きっちりと反省し、潔く悔い改めた方は治癒という方向に向かうのではと考えます。
こんな例だとわかりやすいかもしれません。たとえば、がん細胞を暴走族と考えてみてください。元々は真面目だった青年が、社会の荒廃・退廃の結果はみだし、暴走族となってやり場のないエネルギーを発散させている状態。その存在は、社会へのイエローカードなのです。暴走族をやっきになって取り締まることも、それなりの意味はあるでしょうが、根本的な解決にはなりません。時間はかかりますが、まちがった社会を健全な社会に変えることにより、暴走族は自然に消失するのです。
話を戻しますが、がんは諫言です。その諫言が聞き入れられれば、存在価値を失い、自然に消失するのです。
- 癌細胞はアポトーシス(プログラムされた細胞死)しやすい細胞であり、癌細胞が際限なく増殖していくということはない
- 生活習慣を改善しなかったり、いたずらに免疫力を貶める対症療法(抗癌剤治療など)を受けた結果、アポトーシスが進まず癌細胞が増殖しているような錯覚に陥るのではないか
- 生活習慣を改善したり、対症療法を受けなかった患者に癌の自然退縮が多い
いかにもインチキ臭い癌関連のニュース
「がんになりやすい性格」はあるのか
がんになりやすい性格があるって本当?
ストレスががんの発生リスクを高めることは、すでにいくつもの研究から知られています。しかし、人の性格とがんの発生には関係があるのでしょうか?
がんと人の性格との関係について研究したのが、アメリカの心理学者リディア・テモショックです。彼女は、サイエンスライターのヘンリー・ドレイアとの共著で『がん性格 タイプC症候群』(大野裕監修、岩坂彰・本郷豊子訳、創元社 1997年)という本を出版しています。
その本によると、彼らは150人以上のメラノーマ(悪性黒色腫)患者を面接し、その約4分の3に次のような共通の性格的特徴があることを認めました。
- 怒りを表出しない。過去においても現在においても、怒りの感情に気づかないことが多い。
- ほかのネガティブな感情、すなわち不安、恐れ、悲しみも経験したり表出したりしない。
- 仕事や人付き合い、家族関係において、忍耐強く、控えめで、協力的で譲歩を厭わない。権威に対し従順である。
- 他人の要求を満たそうと気をつかいすぎ、自分の要求は十分に満たそうとしない。極端に自己犠牲的になることが多い。
『がん性格 タイプC症候群』より引用
テモショックは、アメリカ人医師のフリードマンとローゼンマンが定義した「タイプA性格」(闘争的、仕事熱心、苛立ちやすい性格。虚血性心疾患のリスクを高める)、タイプAと対極的な「タイプB性格」(感情を素直に表現でき、リラックスしてうまく付き合える性格)と比較し、このがんのリスクを高める性格を「タイプC性格」と定義しました。
タイプC性格の方がストレスをためやすい理由
テモショックの説によると、タイプC性格は、人付き合いによって非常にストレスをためやすい面があります。
たとえば、一般的にはとても不快に感じられるような体験があっても、ネガティブな感情を表さないどころか、不快な感情を感じているかどうかも自覚していません。また、自分の要求はいつも後回しで、常に他人のやりたいことや意見を優先させ、その場の雰囲気がうまく収まるように接します。
闘争的なタイプA性格と違っていつも雰囲気が良く、他人ともトラブルを起こすことは少ないのですが、素直な感情を心の奥で抑圧してしまい、解放できないでいるために、ストレスは無意識のうちに蓄積してしまいます。それが身体の免疫機能に影響し、がんのリスクを高めると考えられています。
抑圧された感情を解放し、本当の自分に気づくことが大切
みなさんも、悲しみを感じたときや残念に感じたときに、その素直な感情を出さないように呑み込んでしまうことはありませんか?そして周りの人の気持ちに配慮して、何も言わないようにしていませんか? 無理に明るくしたりしていませんか? そして、どこか心が疲れていませんか?
そのようにできるのは、とても親切さと優しさのある素晴らしい心の持ち主だからだと思います。でもひょっとしたら、そうしたことの積み重ねが、自分の心身を蝕んでしまうかもしれません。
もし上のような特徴に気づいたら、自分の小さな心の動きを大切にしましょう。たとえば、誰かにひどいことを言われたり、困難な状況に立たされた時に、人間の心には「ひどい」「つらい」「不安だ」といった自然な心情が湧きあがるものです。しかし、タイプC性格の方は、こうしたネガティブな感情を感じないように、無意識のうちに心に蓋をしてしまいます。そして、抑圧された感情が心の底に鬱積していくと、いずれ心身の健康を蝕むような心理的なストレスになってしまいます。
ぜひ、ネガティブな感情が少しでも動いた瞬間を身のがさず、その時にはその感情をキャッチして、じっくり対話してみてください。どうしてその感情が湧いたのか、その感情が自分に求めていることは何なのか、振り返って考えてみることです。
一人ではうまくいかないかもしれません。そうした場合、心理カウンセリングを受けて、カウンセラーと一緒に自分の感情を解きほぐしながら、抑えてきた感情に気づいていくとよいかと思います。
引用した記事では「癌になりやすい性格」として以下のものが挙げられています。
- 怒りを表出しない。過去においても現在においても、怒りの感情に気づかないことが多い。
- ほかのネガティブな感情、すなわち不安、恐れ、悲しみも経験したり表出したりしない。
- 仕事や人付き合い、家族関係において、忍耐強く、控えめで、協力的で譲歩を厭わない。権威に対し従順である。
- 他人の要求を満たそうと気をつかいすぎ、自分の要求は十分に満たそうとしない。極端に自己犠牲的になることが多い。
癌の専門家が長年研究をしても未だ癌の原因が特定できていないにもかかわらず、心理学者が行った150人程度の癌患者への調査だけで「癌になりやすい性格」などと簡単に定義付けられるものでしょうか?
「がん探知犬」でがんの早期発見めざす日本医大教授 宮下正夫さん
「がん探知犬」を知っているだろうか。犬が持つ特殊な嗅覚を利用して、がんが発生するにおい物質をかぎわけ、がんを早期発見するように訓練された犬。日本医科大教授で同医大千葉北総病院(千葉県印西市)のがん診療センター長、宮下正夫さんは、2010年から、がん特有のにおい物質や探知犬の可能性について研究を進めてきた。これまでの研究で、探知犬は早期のがんをほぼ100%嗅ぎ分けている。検査は尿を提出するだけでよく、体への負担がない。陽性の場合も他の検査データから、がんの種類の絞り込みが可能になるという。宮下さんの指導で、「がん探知犬」を使った健康診断が山形県金山町で行われている。金山町を含む最上地域の1市4町3村は胃がんによる死亡率が高く、特に女性の胃がんの死亡率は全国ワースト。金山町は「がんを早期発見し、町民の健康に役立てたい」と期待している。宮下さんに生い立ちから医師になった理由(わけ)、医学部のこと、がん探知犬の可能性などを聞いた。
宮下さんと「がん探知犬」の出会いは、こうだ。「8年前、テレビで、九州大医学部の先生が、がん探知犬を使った検査をやっているのを見て知りました。自分で探知犬に、人間の尿を使って調べましたが、全てかぎ分けました。がんを見つけるセンサーを開発する会社と一緒に研究を始めました」
「がん探知犬」の能力をめぐっては、マスコミや市民と医学関係者で異なった。「マスコミや一般の人は、理解してくれましたが、医学関係者は冷ややかでした。彼らは匂いが、がんの診断のマーカーになるということを教わったことがないことが大きな理由のひとつです」
宮下さんは、1953年、東京都目黒区に生まれた。近くに目黒不動や大鳥神社などがある住宅街だった。父親は会社役員、母親は専業主婦、兄と2人兄弟。どんな子どもだったのか。
地元の区立の小中学校で学ぶ。「元気な子どもでしたが、小児喘息で年に何回か発作が起きて、学校を休んだりしました。成績?小学校1年の時の通知表はオール3でした。空き地で野球するなど遊びに夢中で勉強はあまりしませんでした」
それでも、小学校高学年のときは、学級委員を務めた。「遊びの中心にいたから、先生もそれで選んだのではないかな。両親は、勉強しなさいとは言わなかった。好きなことをさせてくれました」
小児喘息が治ったころから、水泳にのめり込んだ。小学校6年の水泳大会で優勝して代表選手になり、中学2年からスイミングスクールに通った。記録が伸びて、当時、100自由形で東京都の中学生のランクトップにまでなった。
「水泳でオリンピックをめざそうと思いました。当時の仲間からモントリオール五輪に出た選手もいます」。都立広尾高校に進む。「毎日が水泳の練習で帰宅は夜10時過ぎで、受験勉強はしなかった。入れる高校にいけばいいと思っていました」
高校でもスイミングスクールに通った。高校1年の夏、転機が訪れる。「中学時代のベストタイムが、越せなかった。このままではオリンピックには出られないと思い、高2で水泳は辞めました」。そこで、「何になろうか」を考え出したとき、1本のテレビ映画と出会う。
民放で放送していた『外科医ギャノン』。「ロスのUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を舞台に心臓の外科医が活躍する番組で、水泳やっていて心臓や生理学に興味があったこともあって、UCLAに行って外科医になりたいと本気で考えました」
「勉強のほうは、英語はできたが、他の科目は中の上で、親戚に医者はいなかった。予備校に通い、2年浪人して日本医大に合格しました」。同大を卒業後、大学院に進み、病理学の研究を行う。
米国のNIH(アメリカ国立衛生研究所)のがん研究所で、2年半、発がん研究を行った。帰国後、東京・千駄木にある日本医大付属病院で、食道がんの手術で実績を残す。6年前から千葉北総病院に移り、外科部長、がん診療センター長を務める。
「がん拠点病院のがん診療センターの責任者となり、すべてのがんの取りまとめ役で、がんが早期に見つけられる仕組みづくりを考えました。そのとき、テレビで見たのが、人間の息や尿の匂いで早期がんを発見する能力があるがん探知犬でした」
がん探知犬の能力の報告がされたのは1989年で、ロンドンの皮膚科医が症例を医学雑誌に報告。女性の足のあざの匂いを繰り返しかぐ飼い犬の行動を不審に思った女性が、皮膚科を受診、そのあざが悪性黒色腫(皮膚がんの一種)だった。その後、訓練した犬で、肺がん、乳がん、子宮がん、大腸がんなどで匂いを介して見分ける報告がされた。 冒頭でも触れたが、がん探知犬には、医学関係者の反応は冷たかった。「大半は、ばかにしていました。みんな想定内のことしか認めようとはしない。そんなことはない、と考えることが大発見につながるのです」。大いなるロマンの持ち主。
宮下さんの検査は、10歳のラブラドールレトリバー犬で研究を続け、子宮がんでは50例以上の尿サンプルで全てのがんを嗅ぎ分けた。なぜ、犬にできるのか。「がん細胞の代謝により発生する有機物質のにおいを犬が嗅ぎ分けているのでは」と話す。
山形県金山町から、「がん探知犬」による検査をやりたいと言ってきたのは2年前。町の健康診断の受診者のうち同意した人を対象とし、日本医科大千葉北総病院が研究のとりまとめを担う。
「検体となる尿は町立金山診療所が採取し、うち(千葉北総病院)に送ります。がん探知犬は、良性の腫瘍には反応せずに、がん患者が出す息や尿からがんの有無を嗅ぎ分けて知らせます」
病院側は探知犬による検査に加え、尿に含まれるにおい物質などを特殊な機器で精密に分析し、がんの有無を判定。約3カ月後に陽性か陰性かの結果を知らせる。受診者に負担を掛けずに早期発見できる検査方法として、実用化が期待される。
金山町は、今年5月、2017年度、探知犬検診に同意した922人の検診結果を明らかにした。探知犬が陽性と判断したのは、男性4人、女性14人の計18人で、41歳から81歳。精密検査の結果、1人が早期の子宮頸がんと診断され、17人は経過観察となった。
課題も残った。探知犬が陰性とした6人に通常の検査でがんが見つかった。「探知犬の個体差や尿を入れる容器の大きさなども関係しているのではないか。全体的には、一定の成果はあったと思うが、正確性を期すため、検体数を絞るなど検診方法を一部見直すことを含め考えていきたい」
宮下さんの外科・消化器外科は、食道、胃、腸、肝臓、胆嚢、胆管、膵臓など消化器の疾患とヘルニアなどの疾患を扱う。各種消化器がんの他、良性疾患さらに腸閉塞など緊急性を要する急性腹部疾患などにも対応している。
医学部教授の立場で、医学生に言いたいことを尋ねた。「今の学生は、国家試験に通ることが第一で、そつなく優秀だが、型にはまっていて個性がない。型にはまった優等生になってほしくない。いろんなことに興味をもって、目先でなく20年、30年後の自分のロマン、夢を持ってほしい」
「私の夢?探知犬の訓練施設を金山町につくりたい。金山町の探知犬の検査をもっと広げてモデルケースにしたい。そうすれば、センサーの開発にもつながり、がん検査が簡便になり医療費削減にもつながる」。宮下さんのロマンは、探知犬から医療費削減へと大きく広がった。
癌細胞を切除して検査をしなければ癌細胞であるか分からないのに、尿の臭いだけで犬が癌だと判断できるのでしょうか?
「癌探知犬の癌発見率は100%」ということにしてしまえば、どんなに健康な人でも癌患者にしてしまうことが可能であり、癌という捏造の診断をしても医者が良心を痛めることなく全て犬のせいにすることができます。
呼気に含まれる“におい”で、ガンを検出するスマホアプリ「SniffPhone」
犬は、鼻がよいことで知られる動物。麻薬や爆発物の探査などはもちろん、病気発見の役にも立っているという。
犬の鼻が、ガンなどの病気をかぎわける
行動科学の研究者Claire Guest氏が犬を連れて公園に出かけた際、飼い犬が遊びに行かずに、しきりに氏の腰のあたりで飛び跳ねていた。
すると、ひどい痛みを感じたので病院へ行ったところ、ガンが見つかったという。
そういった経験から、嗅覚の鋭い犬をトレーニングし、ガンの発見のほか、糖尿病患者の血糖値の低下、腎不全などの病気の検知に役立てようという試みが進められているようだ。
においからガンを検出するスマホデバイス
そのような「ガン細胞にはある特定の臭気がある」ということを基盤として、スマートフォンアプリ「SniffPhone」を使ったデバイスの開発が進められている。
Israel Institute of Technology(Technion) に所属するHossam Haick氏を中心としたチームでは、「NaNose」という呼気検査器テクノロジーを開発。
人間の呼気の中には、ガンなど重大な病気独特のにおいが含まれており、それが異常を知らせるサインとなる。
呼気検査器センサー・専用アプリで動作
専用の小型臭気検知センサー、特殊なソフトウェアを用いて、良性腫瘍、悪性腫瘍の有無を検出する。センサーはスマートフォンのアタッチメントとして装着する。
センサーが読み取った検出データはアプリに送られ、データとして累積されていく。
いち早い肺ガンの検出に役立つ可能性も
テストを経て、現状ではその精度は90%に達するという。よりコストを抑えられる点、痛みや細胞の損傷がなく検査ができる点、都心部から離れた遠隔地でも利用できる点など、メリットは大きい。
特に、肺ガンは初期段階では発見しにくいが、このシステムがあればいち早く発見ができるようになるかもしれない。
癌という病気がインチキでデタラメなものなので、このような子供騙しにもならないような稚拙な説が数多く存在するのでしょう。
ノーベル賞の受賞で話題沸騰!夢のがん治療薬「オプジーボ」のリスク
夢のがん治療薬、重篤な副作用多発!死亡例や糖尿病で生涯注射が不可欠になる例も
日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで命を落とします。日本人の死因トップであるがんの治療は、主に3大治療といわれる外科的手術、放射線治療、そして化学療法(抗がん剤治療)によって行われています。
しかし、今、このがん治療が大きく変わる可能性が出てきたのです。日本の医療体系を覆してしまうかもしれない薬の名前は「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)です。
がん細胞によって活動が制御されていた免疫細胞のブレーキを解除し、自分の免疫力を使ってがん細胞を攻撃する新たな免疫治療薬「免疫チェックポイント阻害薬」としてオプジーボが承認されたのです。
オプジーボは、体重60kgの患者の場合で、1回の点滴治療に133万円かかり、投薬を1年間継続すると、その薬剤費は3500万円に上ります。
深刻な副作用が続出
今回は、このオプジーボの副作用について考察します。
昨年12月、オプジーボは非小細胞肺がんへの適応が追加されました。このことを受け、日本肺癌学会は同年12月18日、オプジーボに対して医師や患者の期待が高まっていることに対し「夢の新薬ではない」として、副作用対策や患者への説明の徹底を医療従事者に呼びかける声明文を公開しました。
声明文は、同学会員だけでなく「肺癌薬物療法にかかわる医療者」宛てに出され、その中ではオプジーボの免疫学的副作用として大腸炎や肺臓炎、ギランバレー症候群、重症筋無力症などの重症例、死亡例も発現していることを指摘しています。自己免疫疾患を有する患者では増悪リスクが高いとして注意を呼びかけています。
対策として「投与直後から長期間にわたって注意深いモニタリングが必要」と対応を促しています。また、オプジーボについて、その副作用と対策を十分理解している医師が治療にあたり、「アレルギーあるいは膠原病内科、消化器内科、代謝・内分泌内科、神経内科などの専門医との協働が可能な施設、または地域連携により、これらの専門的支援が直ちに受けられるような施設においてオプジーボによる治療が行われることが必要と考えられる」としています。
投与患者についても、オプジーボの有効性と安全性は「全身状態が比較的良好な患者において確立されたもの」であることを強調しています。死亡例が多い高齢患者に対しても「十分留意する必要がある」として慎重な対応を求めています。
患者に対して副作用の説明の徹底も求めており、異常時には直ちに受診する教育も重要だとしています。
同学会では「患者・家族向け文書」も作成しており、オプジーボは「すべての患者に有効な夢の新薬ではない」と強調しています。重篤な副作用が起き得ることや、リウマチなどの自己免疫疾患患者といった、同剤を使えない患者がいることにも理解を求めています。
同学会は、医療者向け、患者向けの文書を公開した理由について、「分子標的治療薬イレッサ(一般名:ゲフィチニブ)が高い期待の中で2002年に発売されたものの、直後に間質性肺炎が多発し、800人以上の患者が亡くなった教訓」と説明しています。日本肺癌学会のホームページには「現在では、肺がん治療には欠かすことができないゲフィチニブですが、その安全で効果的な使用が根付くまでに多くの犠牲がはらわれたことを肝に銘じておく必要があります」と記されています。
糖尿病など予期していなかった副作用も
14年7月に皮膚がんの一種「メラノーマ」の治療薬として承認されたオプジーボですが、厚生労働省によると、15年9月までに、オプジーボ使用後に6人が重症筋無力症や筋炎を発症し、うち80代の女性が死亡したと発表しています。6人とも薬との因果関係を否定できないということです。
また今年1月、厚生労働省は、メラノーマの治療に使用後、1型糖尿病を発症したとの報告が7例あったと報告しています。死亡例は出ていませんが、1型糖尿病は急激に重症化し、適切な治療をしないと死亡するリスクもあるといわれています。また、発症後は原則的に生涯にわたってインスリン注射が必要となります。
使用にあたっては、患者に副作用の説明を十分にして、オプジーボ使用中に急激な血糖値の上昇、口の渇き、体重減少などが出た場合は、糖尿病の専門医と連携して対応することを求めています。
製造販売元の小野薬品工業によると、14年の承認以降、オプジーボを投与された推定患者数は今年4月末時点で5976人、2865人になんらかの副作用があり、そのうち763人が重篤例と報告しています。
発売当初、オプジーボはがん細胞そのものを攻撃するのではなく、自己の免疫力を活性化するため、今までの抗がん剤と比べて副作用も極めて少ないとみられていました。
ほかの抗がん剤と比較すれば、その副作用は少ないかもしれませんが、重症筋無力症や1型糖尿病など予期していなかった副作用も報告されています。使用されるケースが増えていけば、今後も予測不能な副作用も出現するかもしれません。
そして何より、使用されるケースが増えればその薬剤費も莫大な額になります。7月19日付本連載記事『画期的な薬が続出で命が救われる一方、その高額医療費を健常者が負担、国民皆保険崩壊も』において指摘しましたが、国民皆保険制度を破壊しかねないほど医療費を高騰させかねません。このことが日本にとって致命的な副作用とならないことを祈っています。
がん治療薬「オプジーボ」 副作用で患者11人が脳の機能障害 うち1人が死亡
がん治療薬の「オプジーボ(ニボルマブ)」で、患者11人に副作用とみられる脳の機能障害が起こり、うち1人が死亡していることがわかった。
「脳の機能障害とは、具体的には下垂体機能障害です」
こう話すのは、国際医療福祉大学三田病院(東京都港区)悪性リンパ腫・血液腫瘍センター長の畠清彦医師だ。下垂体はさまざまなホルモン分泌を調整する臓器。機能異常があると低血圧や低血糖、免疫力の低下を招き、命にかかわることもある。
オプジーボは、免疫の仕組みを利用してがん治療をする「免疫チェックポイント阻害薬」の一つ。ノーベル医学生理学受賞で注目されている薬だ。
私たちの体にある免疫細胞は、がん細胞などの異物を発見するとそれを攻撃する。ところが、がん細胞はその免疫細胞の攻撃を弱める仕掛けを持っており、その結果、免疫細胞はがん細胞への攻撃を弱めてしまう。
免疫チェックポイント阻害剤は、免疫細胞の一つT細胞ががんへの攻撃を弱めることを阻止する作用を持ち、これによりT細胞は強力にがんをたたくことができる。実は「この免疫の仕組みが副作用にも関係している」と畠医師は説明する。
「薬で攻撃性が高まったT細胞は、がん細胞だけでなく、自己の組織も攻撃するのです」
これまでにオプジーボでは、下垂体の機能低下のほか、間質性肺炎や心筋炎、糖尿病などの「自己免疫関連副作用」が報告されている。それぞれ、肺の間質という部分や心筋、膵臓(すいぞう)などがダメージを受けることで起こった副作用だ。海外では、オプジーボと同じタイプの「キイトルーダ(ぺムブロリズマブブ)」で同様の報告がある。
「T細胞は全身に存在しているので、どこの臓器がダメージを受けるかわからず、“抗がん剤=脱毛”というように副作用を特定しにくい。だからこそ、治療前に心臓などの検査をして問題がないかを確認することが大事。治療中も定期的な血液検査が必要です」(畠医師)
副作用が起こっても、早期発見なら減薬や副作用を軽減する薬などで対応でき、治療を続行することが可能だという。
オプジーボは2014年に発売され、現在は悪性黒色腫や切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんなどに用いられている。小野薬品工業(大阪市)によると、年間1万7千人以上の患者に使われており、免疫関連副作用で今回の件以外に2人が亡くなっているという。同社は厚生労働省の指示を受け、薬の添付文書に重大な副作用として追記した。
だが、問題はそれだけではない。日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授の勝俣範之さんは、さらに重大なこととして「適応外のがんに対し、専門外の医師がオプジーボを不適切に使っているケースがあり、死者が出ている」と指摘する。実際、都内のクリニックでオプジーボと別の抗がん剤を併用した大腸がん患者が、重症筋無力症で死亡した。少なくともオプジーボは大腸がんの適応外で、こうした事例は氷山の一角だという。
「オプジーボに限らず、がん治療薬は非常に強い薬。専門家が診ても死亡率は1~2%ほどある。だからこそ慎重に使うべきだ。少なくとも患者さんはがん治療の専門医のもとで治療を受けてほしい」(勝俣さん)
「夢のがん治療薬「オプジーボ」/ 今こそ知りたい効果とリスク」というPDFファイルにリンクを貼っていたのですが、サイトそのものがなくなってしまいましたので、そこから抜粋した情報だけ残しておきます。
- オプジーボによりがんが縮小した割合は約2割で、効かない人には「ただの水を点滴しているのと同じ」
- 2カ月ほど続けて、残念ながら効果がなく病気が悪くなる人が多い
- オプジーボは「効き目なし」と見定めた段階で投与をストップしないとやがては副作用を引き起こすが、どの患者に効果があるかを事前に見極めることはできない上、投与後の効果を早い段階で判断するのも難しい
- 腫瘍の増大が止まったり縮小したりすれば効果が出たと分かるが、免疫に働きかける薬は効果が表れる前に腫瘍が大きくなることがまれにある
- 小野薬品工業によると、オプジーボは、2016年6月15日までに推定で7542人に投与され、715人に重篤な副作用が起きた
- 体重60キロの患者が1年間(26回)オプジーボを使うと年3500万円かかる
- 仮に5万人がオプジーボを1年使うとすると薬代だけで年1兆7500億円になり、患者の負担は「高額療養費制度」があるため月8万円程度で済むが、残る金額は患者が加入する医療保険と国や自治体の公費で賄われる
効かない人には「ただの水を点滴しているのと同じ」とありますが、これは副作用が全くない場合での話であり、実際には重篤な副作用で死に至るケースも起きており、他の抗癌剤と同様に人体にとって有害なものであり(しかも超高額!)、患者にとって夢の薬ではなさそうです。
「夢の癌治療薬」というキャッチフレーズは患者のためというよりは、むしろ医療関係者が労せず大金をぼったくれるという意味で「夢の薬」ということなのでしょう。
○#癌は存在しないで最新の情報を確認できます。
○#癌は嘘で最新の情報を確認できます。
世の中の悪が全て滅び、あなたに救いがありますように。
不法の者が来るのは、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力と、しるしと、不思議と、また、あらゆる不義の惑わしとを、滅ぶべき者どもに対して行うためである。彼らが滅びるのは、自分らの救となるべき真理に対する愛を受けいれなかった報いである。
テサロニケ人への第二の手紙 2章9~10節