2020年の東京五輪・パラリンピックの招致を巡り、フランス当局から贈賄の容疑により正式捜査を受けた日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が東京都内で記者会見を開きましたが、質疑応答を受け付けず、たった7分で会見を終わらせたことに対して各所で厳しい声が上がっています。
竹田恒和JOC会長の潔白会見はわずか7分「逃げ恥」作戦に記者から怒りの声噴出
これぞ「逃げるは恥だが、役に立つ」ということか。
2020年の東京五輪・パラリンピックの招致を巡る贈賄の容疑者となり、フランス当局から正式捜査を受けた日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が15日、東京都内で記者会見を開いた。
ところが、30分の予定で開かれた会見はわずか7分で終了。内容も、冒頭から竹田会長が「いかなる意志決定プロセスにも関与していません」などと、疑惑が持ち上がっているシンガポールのコンサルタント会社との契約に関わっていないことが書かれた文書を読み上げたのみ。質疑応答に答えることもなく会場から“トンズラ”した。
これに納得いかないのが、100人以上集まっていた報道関係者だ。そもそも、記者会見を設定したのはJOCの側。竹田氏も会見で「自らの潔白を証明すべく、全力を尽くす」と言ったにもかかわらず、あっさりと退場してしまったことに、報道陣から非難ゴウゴウ。
「これだけ人を集めておいて失礼だ」
「おかしいんじゃないの」
「都合の悪いことはしゃべらないのか」怒りの声が次々に飛んだ。
JOCの担当者によると、質疑応答を拒否して“トンズラ作戦”を取ることを決定したのは、今日15日午前2時ごろ。
「慎重に検討した結果、現在お伝えできることを口頭でお伝えするのみということが適切な判断と至った。よって、本日の質疑応答は差し控えさせていただいた」という。
杓子定規の説明に、記者からは「これは記者会見じゃなくて、アピールでしょ」といった嘆きの声も。また、会場にはロイターなど海外メディアの記者も参加していた。日産自動車のカルロス・ゴーン前会長の逮捕を巡る騒動で、東京地検特捜部が逮捕容疑についてちゃんとした説明をしないことから世界中で日本の司法制度に批判の目が集まっているなか、またもや「不思議な国・ニッポン」を印象付けた形になった。
わざわざ記者を集めて会見を開いておきながら質疑応答には応じず、一方的に意見だけを述べて会見を打ち切るとは、やはり答えられない疚しいことをしているという自覚があるのでしょう。
一部の人や企業だけが「2020」と盛り上がっている感のある東京オリンピック開催を来年に控える中、スイスで国際オリンピック委員会の会議が開催されますが、竹田恒和会長は個人的な理由で会議を欠席するそうです。
贈賄の容疑を掛けられる中で、嫌疑を晴らす明確な説明をすることなく逃げ回ることは逆効果のような気がしますが、明治天皇の曾孫はやることが違います。
○JOCの竹田恆和会長 19日のIOC会議を個人的な理由で欠席へ
こちらも日本のスポーツ界の腐敗を象徴する人物ですが、「男」山根明の様に逃げも隠れもせず、団体のトップに立つ人間としてしっかりと説明責任を果たしてもらいたいものです。
さて、この東京五輪招致に関するJOCとブラック・タイディングズ社による贈収賄の金額は約2億3千万円とも言われていますが、フランス当局は30億円以上もの大金が裏金として動いたと見ているようです。
黒いカネまみれの東京五輪…実行部隊・電通は莫大な利益、驚愕の巨額賄賂工作の実態
新国立競技場の建設問題、エンブレムの盗用疑惑、「政治とカネ」の問題による都知事の相次ぐ辞職……。こうした不祥事で、今や東京五輪のイメージは最悪なものとなっている。新しい都知事には、東京五輪のダーティーなイメージを払拭し、開催都市のトップとして五輪を成功させる役割があるわけだ。
しかし、都知事が交代しても、東京五輪は決してクリーンな大会とはならないだろう。それは、東京五輪の裏では、常にあの巨大広告代理店・電通が暗躍しているからである。
JOCの裏金疑惑で浮上した電通の存在
この裏金問題は、フランス検察当局がロシア陸上選手のドーピング問題でIAAF会長に不正な入金がないかを調査した際、日本オリンピック委員会(JOC)と五輪招致委員会がペーパーカンパニーを通じて多額の賄賂を支払っていたことが発覚し、疑惑が持たれた。
陸上競技はスター選手が多く、世界記録を連発する「オリンピックの華」。統括するIAAFのトップは五輪招致に大きな影響力を持っている。そこで、ディアック前会長を狙い撃ちにしたところ、日本の裏金疑惑が出てきたのである。ベテランのスポーツジャーナリスト・A氏が語る。
「近年、国際オリンピック委員会(IOC)は開催地決定をめぐりIOC委員の買収や不正が相次いだことを受けて、綱紀粛正に乗り出していました。その矢先に発覚したのが、JOCが東京五輪開催を『黒いカネ』で買ったという疑惑です。そして、日本の新聞やテレビはこの事実を黙殺しましたが、『ガーディアン』の記事には買収工作の実行部隊として『電通』の名前が何度も出てきます。そのため、各国のメディアも一斉に電通を批判したほどです」(A氏)
五輪の不正工作の裏には必ず電通がいる?
電通が今回の裏金問題に深く関わっているのは、JOCの竹田恆和会長も認めたまぎれもない事実。竹田会長は国会に参考人として呼ばれた際、裏金を支払ったIAAFのディアック前会長の息子が関与するペーパーカンパニーについて、「コンサル会社から売り込みがあり、電通さんに実績を確認したところ、十分に業務ができる、実績があるということだった」と証言している。
しかも、「今回の裏金問題は氷山の一角です。今後もまだまだ出てくる」と語るのは、IOC理事を務めた猪谷千春氏などを取材してきたスポーツジャーナリスト・B氏である。
「JOCや体協(日本体育協会)は、元選手と天下り官僚の寄り合い所帯。招致委員会も、実際は電通がすべて仕切っていました。そのため、これまでの日本側の不正には必ず電通が関わってきたのです。
たとえば、IOCにはもらっていいプレゼントは2万円以内という内規があります。そこで、IOC委員を招く会合で数十万円もするモンブランの高級万年筆を筆記用具として用意。『プレゼントではない』と言い張り、事実上のプレゼント攻勢をかけたこともありました。
また、大会やシンポジウムに海外のIOC委員を招待する名目でファーストクラスの航空券を送り、その払い戻しのお金を『賄賂』にするのも常套手段です」(B氏)
1998年の長野五輪では、来日したIOC幹部に日本刀などの美術品を「お土産」として渡したという。美術品は値があってないようなものなので、賄賂をカモフラージュするのに非常に便利なのだ。こうした裏工作のほとんどが、電通による仕業というのである。
~中略~
今回の裏金問題は、こうした「商業オリンピック」の腐敗ぶりがあらわになったものといえる。疑惑の解明を進めるフランス当局は、電通を介してJOCが支払った裏金の総額は30億円以上とにらんでいるという。
今後の展開次第では、東京五輪の開催都市返上にも発展しかねない大失態だが、日本のメディアは裏金問題で電通の名前を一切出そうとしない。せいぜい、「D社」と書いてお茶を濁すぐらいだ。
そして、都知事選の候補者たちも、こんな腐敗しきったイベントが「東京をアピールする絶好の機会」などといって、裏金問題には頬かむりしている。電通と東京五輪という利権の前では、国も都も知事もマスコミも、みんな同じ穴のムジナなのだ。
このように「裏金」や「利権」といった人間の欲に塗れたオリンピックですが、汚れているため叩けばまだまだ埃が出てきます。
話を竹田恒和会長に戻しますが、JOC会長職といえばいわゆる名誉職であり、ボランティアとして無給で務めるのが常でした。
その慣例も竹田恒和会長が就任した時から覆り、2011年からは月額130万円(年間1560万円!)もの給料が支払われることになりました。
東京五輪 35人目理事はJOC竹田会長の“お友達”だった
「高橋さんは竹田さんを<カズ、カズ>と呼んで可愛がり、神楽坂や六本木の高級料亭で豪遊していました。竹田さんがJOCの会長に就任したのも、ボランティアだった会長職が有給(月額130万円)になったのも、高橋さんのプッシュがあればこそ。当時、竹田家は借金問題や家庭問題を抱えていましたから」
こう言うのは「高橋さん」をよく知る関係者。高橋さんとは元電通専務で2020年東京五輪の35人目の理事に就任した高橋治之氏(70)。竹田さんとは竹田恒和JOC会長(66)だ。その頃、高橋氏が「しょうがねえだろう、(竹田が)困ってるんだから」と話しているのを聞いた人もいる。
2人は慶大の先輩後輩の関係。高橋氏は電通でサッカーW杯やオリンピックなどのスポーツビジネスで辣腕を振るった広告マン。06年W杯ドイツ大会前には朝日新聞の「W杯の黒衣たち」で取り上げられたこともある。
竹田会長は馬術で2度五輪に出場。アマスポーツ団体の要職を務めた。
押しの強さ、はったりの利かせ方、国際スポーツビジネス界での顔の広さ、国際競技団体トップとの人脈…どれをとっても高橋さんにかなう人は日本にいません。日本スポーツ界への発言力も強い。人事でも何でも高橋さんに言われたら反対できません」とは氏をよく知るスポーツライターだ。
それにしても黒衣に徹してきた高橋氏が、なぜ理事という表舞台に出てきたのか。
竹田会長は先日、IOCのマーケティング委員長に就任した。20年の東京五輪をにらんでのことだが、IOCは放送権料、入場券、スポンサー料などで1大会6000億円(ロンドン五輪は約6300億円)を超える収入がある。旅行代理店を経営しているとはいえ、竹田会長には荷が重いポストだ。竹田会長のプッシュだったのか。それとも竹田会長では頼りないと思ったIOCが引っ張り出したのか。
無給だったJOC会長職が月額130万円の給料が支払われるようになった理由が、竹田恒和会長の借金返済のためだったとは驚きです。
それも自らの実力で勝ち取ったわけではなく、皇室関係者という地位と高橋治之氏の力を利用してのことですから、明治天皇の曾孫はやることが違います。
このように選手よりも役員のために存在すると言っても過言ではないオリンピック委員会に対しては、当然選手の側からも不満の声が聞こえてきます。
また、東京オリンピックといえば、ボランティアに交通費などを自己負担させ、ただ働き以下の条件でこき使う一方で、組織委員会の役員報酬が異常に高額であることも問題視されていますが、竹田恒和はしっかりと副会長に就任していますね。
○東京オリンピック組織委員会の役員報酬は年間2400万円、ボランティアに自己負担を強いる一方で宿泊・交通費なども全額支給
○役員等|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
東京オリンピックの組織委員会といえば、これまた天皇家と親戚関係にある麻生太郎の弟である麻生泰も理事に就任していましたね。
◯「麻生太郎」こそイルミナティの計画する主要な悪事の中心的な実行犯である。
以下のリンクでは電通についても触れられています。
○RAPT×読者対談〈第127弾〉イルミナティの終焉まであとわずか。
裏金や利権の話ばかりであなたも辟易とされているでしょうから、このあたりで竹田恒和会長に関する別な話題も見ていきましょう。
東京五輪招致の裏金問題で“厚顔”答弁…JOC竹田恆和会長に自動車事故で女性を轢き殺した過去が!
~前略~
竹田恆和氏といえば、あのネトウヨタレント・竹田恒泰氏の父親ではあるが、旧皇族・竹田宮家の生まれで、明治天皇のひ孫、今上天皇とははとこにあたる。01年からJOCの会長を務め続けており、人望も厚いといわれていた。それが、まさかこんな不誠実な姿勢を示すとは……。
しかし、この人の不誠実や厚顔はもともとのものなのかもしれない。その一端がかいま見えるのが、竹田氏が起こした不祥事とその対応だ。
実は、竹田氏は40年ちょっと前、若い女性を轢き殺す交通事故を起こしたことがあるのだ。
当時、竹田氏は馬術の選手で、国体の試合に出るため会場に車で向かう途中のことだった。この事故について、1974年10月23日付の読売新聞夕刊が〈五輪馬術代表の竹田選手 女性はね死なす〉という見出しで記事にしているので、全文を紹介しよう。
〈茨城国体に出場する東京都の馬術選手の乗用車が、二十二日夕、会場近くの茨城県稲敷郡新利根村で歩行者をはね、死亡させた。このため、東京都は、二十三日以降の全馬術競技の出場を辞退した。
二十二日午後五時ごろ、新利根村角崎の県道を歩いていた同村××××、会社員××××さん(二二)は、茨城国体馬術競技東京都代表、竹田恆和選手(二六)(東京都港区高輪三の一三の一)の乗用車にはねられ、頭を強く打って近くの病院に収容されたが、二十三日午前零時過ぎ死んだ。江戸崎署の調べでは竹田選手が対向車のライトに目がくらんだのが事故の原因。
竹田選手はIOC(国際オリンピック委員会)委員の竹田恒徳氏の三男で、馬術のミュンヘン・オリンピック日本代表。茨城国体には、二十三日午後の一般飛越競技に東京都の代表選手として出場するため、会場の同郡美浦村の馬術会場近くの合宿所に行く途中だった。
竹田選手の事故責任をとり、東京都チームは二十三日朝、この日以降の全馬術競技の出場を辞退することを決定、大会本部に連絡した。〉
40年以上前の話とはいえ、こんな重大事故を引き起こした人物が、今、日本の五輪組織のトップに君臨しているというのも驚きだが、問題だと思うのはこの事故の後の竹田氏の身の処し方だった。
新聞報道によれば、明らかに竹田氏側の過失だと思われるが、竹田氏は重い刑事責任を問われることもなく、ほどなく馬術競技に復帰。事故から2年も経っていない1976年に開かれたモントリオールオリンピックに出場しているのである。
通常の会社勤務なら、死亡事故を起こすと解雇になるケースも多いし、スポーツ選手では、最近、バトミントン五輪代表選手が違法カジノに出入りしていただけで、無期限の競技会出場停止になり、リオ五輪の出場権を剥奪された。それらと較べれば、雲泥の差だろう。
「被害者と示談が成立したというのもあるでしょうが、竹田氏の場合はやはり宮家の威光というのが大きかったようです。周辺の政界人脈が動いて、事故の影響を小さくし、すぐに復帰できるようにお膳立てしたようです。復帰した時もほとんどマスコミには叩かれなかったようですね」(スポーツ関係者)
もちろん、交通事故は過失であり、人を死なせた人間にも人生をやり直すチャンスは与えられるべきだ。しかし、これだけの大事故を引き起こしていたら、やはり五輪のような華々しい表舞台からは身を引くのが普通の神経だろう。ましてや、竹田氏の場合は、事故の影響で東京チームが連帯責任をとって、国体の出場をとりやめているのだ。それが、本人がすぐに五輪出場とは……。
しかも、竹田氏はこの後、1984年のロサンゼルス五輪で日本選手団コーチ、92年のバルセロナ五輪で日本選手団監督と、JOC内部でどんどん出世していくのだ。そして、2001年にはとうとう日本オリンピック委員会(JOC)会長に就任し、以来、16年という長い期間にわたって、JOCトップに君臨し続けている。
「JOCでの力は完全にコネですね。竹田さんの父である竹田宮恒徳王が戦後、JOC会長、IOC委員を務めており、JOCは以前から竹田家と縁が深かったんです。それで、父君の時代の側近たちがお膳立てして、息子の恆和さんのJOC会長への道筋をつけたんです」(前出・スポーツ関係者)
つまり、竹田恆和という人物は、どんな不祥事を起こしても周りがカバーしてくれて、出世の段取りをしてくれるという環境の中で生きてきたのだ。そして、本人も無自覚にそれに乗っかっていく。
そういえば、2020年のオリンピックの開催地を決めるIOC総会前の会見で、外国人記者から福島原発の影響を聞かれて、竹田会長は「福島は東京から250キロ離れており、皆さんが想像する危険性は東京にない」と発言。まるで福島を切り捨てるような、あまりに他人事な発言に批判が殺到した(といっても、海外メディアとネットだけで、国内マスコミはほとんど批判しなかったが)。
ようするに、こういう人物だから、今回のような贈収賄に問われる重大事態が起きても、まったく当事者意識がなく、問題解決ができないのだろう。いや、今回のことだけでなく、これまで起きた国立競技場やエンブレム問題などもそうだ。竹田会長の当事者意識のない無責任な姿勢が森喜朗氏や電通の暴走を許し、さまざまなトラブル、不祥事を誘発してきたともいえるだろう。
こんな人物がトップにいるかぎり、東京五輪の混乱がまだまだ続くであろうことは間違いない。
引用した記事にもありますが、会社員であれば交通事故とはいえ人を死亡させたとなると解雇される可能性もあり、その後の人生を一変させてしまうこともあり得ます。
たとえ解雇されずに済んだとしても、自身の行動によって迷惑をかけた人の手前、当分は大人しく謹慎する期間を設けるはずです。
ところが竹田恒和会長は事故のことなどなかったかのように、政治権力まで利用して馬術競技に復帰しています。
その後オリンピックの代表に選ばれたとしても正常な神経の持ち主なら辞退するところでしょうが、辞退することもなく当然のように出場しています。
さすが明治天皇の曾孫はやることが違います。
また、被害者側とは示談が成立したようですが、ここまで見てきた経緯から、地元の権力者など他人の力を使って無理やり示談を成立させたのではないか、と疑いの目でしか見ることができません。
オリンピック招致をめぐる裏金疑惑も日本のスポーツ団体に相次ぐ不祥事も、この傲岸不遜な竹田恒和会長こそが全ての元凶なのではないかと思えてなりません。
引用記事のJOCでの力は完全にコネですね
という一言が物語っている通り、竹田恒和会長は自ら行動を起こさずとも周囲の人にお膳立てをされ、それに乗っかるだけの人生を送ってきたのでしょう。
正直ここまで他人任せで無責任な人がいるとは驚きです。
父・竹田宮恒徳王(竹田恒徳)の隠された経歴
竹田恒和会長の父・竹田宮恒徳王についてのWikipediaでは以下のように経歴が紹介されています。
~前略~
恒徳王は馬術を得意とし、陸軍騎兵学校教官を務めた他、1938年(昭和13年)5月30日には陸軍大学校(50期)を卒業。前年に勃発していた日中戦争(支那事変)の前線行きを志願したが実現せず、満州ハイラルの騎兵第14連隊第3中隊長を拝命。その後、14Kが戦地へ動員される際、皇族である恒徳王を内地へ戻そうとする動きがあったが、王は陸軍省人事局長に電話で直談判した末、ようやく念願の戦地行きが叶った。この時初めて戦場に立ったが、「自分に向かって弾が飛んでくるのは気持ちの良いものではなかった」と語っている。
~中略~
太平洋戦争(大東亜戦争)には大本営参謀として、フィリピン攻略戦、ガダルカナルの戦いに参画する。参謀としての秘匿名は「宮田参謀」であった。しばしば前線視察を希望し、危険が多いラバウル視察を強行するなど、周囲をはらはらさせていた。1943年(昭和18年)3月、陸軍中佐に昇進、8月に関東軍参謀に転出した。新京では満州国皇帝溥儀と交流を持ち、親しくしていたという。1945年(昭和20年)7月、第1総軍参謀として内地へ戻り、間もなく終戦を迎えた。因みにこの時、王の後任として入れ替わりに関東軍参謀となったのが瀬島龍三陸軍中佐である。終戦時には天皇特使として再び満州に赴き、関東軍に停戦の大命を伝えて武装解除を厳命した。
1947年(昭和22年)10月14日、皇籍離脱を行う。以前から皇族が多いことに問題を感じていたため、あまり抵抗は無かったと言う。さらに「“竹田”と言う名は他の宮家と違い、ポピュラーで気に入っている」とも語った。皇籍離脱に伴い一時金が与えられ、この金を目当てに近寄るものが後を絶たなかったが、全てを丁重に断った。皇籍離脱直後に公職追放となる。1950年(昭和25年)に日本スケート連盟の会長就任を要請されたのをきっかけに、スポーツ界での活動を開始する。もともとスポーツ、特に馬術を好み騎兵将校であったことからオリンピック出場を目指していた程であった。また、1936年(昭和11年)の第11回ベルリンオリンピックで団体6位入賞の結果をもたらした「ファーレーズ号」の馬主でもあった。
戦後は繊維会社の経営に携わる傍ら、日本体育協会専務理事、日本オリンピック委員会委員長、国際オリンピック委員会理事、同名誉委員、日本馬術連盟会長、日本スケート連盟会長、全国ラジオ体操協会会長など、複数のスポーツ関連団体の役職を歴任し、同時に15団体の役員を兼ねている時もあったと言う。また、1964年東京・1972年札幌両オリンピックの招致に尽力し、体育の日制定にも携わった。
~後略~
このWikipediaの竹田恒徳の経歴からは重大な情報が抜け落ちていました。
いや、抜け落ちたというよりは、意図的に隠蔽しているといってもいいほど重要な内容です。
実はこの竹田宮恒徳王、「宮田参謀」という偽名を使い、あの悪名高き旧日本陸軍の731部隊で働いていたということです。
◯中国で人体実験を行っていた731部隊の関東軍参謀は、昭和天皇の従兄弟にあたる竹田宮恒徳(偽名で宮田参謀)
○731からフクシマまで!! この世の地獄!731部隊・南京大虐殺
731部隊といえば、生物兵器や毒ガスの開発、人体実験など行っていたとされる旧日本陸軍の一部隊です。
まだ当時は「通名」とは言わなかったでしょうが、「偽名」を使って731部隊に関わっておりながら、戦争犯罪を問われることなく日本オリンピック委員会の会長や国際オリンピック委員会の理事を務めているのです。
そればかりか、オリンピック委員会の会長職も竹田家一族が世襲する仕組みが出来ていました。
これも、朝鮮半島からの渡来人の血を引く天皇家一族に先祖代々伝わるお家芸の一つでしょうか。
私たち日本国民は敗戦によって天皇家の権力が失われたように思い込まされていますが、このように皇室関係者の利権が現在も続いているというということは紛れもない事実です。
◯RAPT×読者対談〈第65弾〉戦後復興もすべては天皇家一族の儲け話。
明治天皇と福沢諭吉が行った悪事
竹田恒和会長の曽祖父である明治天皇が、出身大学の創立者である福沢諭吉の指示により行った驚くべき悪事が以下になります。
1885年、天皇一族と三菱財閥で日本初の船舶会社、日本郵船が創立されました。
明治維新により富国強兵の道を歩み始めた日本は、欧米からあらゆる兵器を購入し続けていましたが、欧米への支払いに当てる資金が日本にはありませんでした。
そこで福沢諭吉は、「賤業婦人の海外に出稼ぎするを公然許可すべき」という指示を天皇に与えました。
賤業婦人つまり売春婦として日本人女性を海外に「輸出、 売却」し、兵器購入資金を作るというプランであり、天皇一族はこのプランに飛び付き実行しました。(福沢諭吉全集 第15巻)
1900年初頭から天皇の命令の下、「海外に行けば良い仕事があり、豊かな生活が出来る」という宣伝が日本全国で大々的に行われる事になりました。
日本の健全な家庭に育った当時の若い女性達は天皇の言葉を信じた事は言うまでもありません。
天皇一族によりだまされ「売春婦として欧米に販売された」日本人女性の数は数十万人と言われております。
大部分は健全な家庭に育った若い女性達であり、天皇は「健全な女性を売春婦」として「売却」する事で、欧米の売春業者から女性1人あたり数千円、当時普通の会社員であれば10数年分の給与を手に入れていたのです。
その金額が数十万人分=莫大な資金がこの天皇一族のサギ行為、女性の人身売買により天皇一族に転がり込んだわけです。
その資金の一部は戦争のための兵器購入に当てられましたが、大部分は天皇の「個人財産」として「蓄財」されました。
天皇一族は自分の金儲けのために、健全な若い日本人女性をだまし、売春婦として欧米に「売却」して来ました。
天皇一族は欧米の売春業者とタイアップした日本の売春業者なのです。
天皇により経営される日本郵船により、欧米に「売却」された日本人女性は、1人残らず現地に着くと即座に売春宿に「連行」され監禁されました。
そして売春を強制されました。初めての外国であり、逃げ場も助けてくれる相手もいない。数十万人の日本人女性が、天皇によって売春を強制された。これが従軍慰安婦の原型とも言えるでしょう。
日本郵船の共同経営者三菱財閥もこの売春業で巨大化しました。
この莫大な富を生む売春業に参加させてもらったお礼に、三菱財閥は昭和天皇の結婚後の新居を、全額三菱財閥の出資で建設することになりました。
渋谷区下渋谷の第一御領地の「花御殿」が昭和天皇の新婚の住居であり、それは数十万人の日本人女性を「売春婦として販売した」利益で、三菱の天皇に対する「売春業参加のお礼」として建設されたしろものです。
(山田盟子「ウサギたちが渡った断魂橋」 新日本出版社)。
また天皇が大株主であった船舶会社商船三井も天皇と協力し、同一の「売春婦・輸出事業」に従事する事に至りました。
明治天皇は日本の若い女性に「海外に行けば良い仕事があり、豊かな生活が出来る」と言って騙し、売春婦として欧米諸国に売り飛ばし、莫大な利益を得ていたのです。
国家ぐるみで行った奴隷ビジネスです。
この天皇家に莫大な儲けを生み出した奴隷ビジネスには「麻生炭鉱」も協力していましたね。
◯「麻生太郎」とロスチャイルド家との強力なつながり。またはベンジャミン・フルフォードの正体。
また、福沢諭吉が用いた「賤業婦人」という言葉も物凄く差別的な言葉ですね。
現代では人権的に完全にアウトですが、残念ながら当時はこのような非道な行いが罷り通っていた時代でもあるわけです。
しかし、このような国民の人権を完全に無視した、大日本帝国憲法時代の国家神道の復活を目指す極右組織が現代にも存在することもまた事実です。
ちなみにこの「日本会議」という組織に、竹田恒和会長の息子である竹田恒泰も関わっています。
また、この竹田恒泰のいとこ、つまり竹田恒和会長の甥にあたる竹田恒昭は、大麻取締法違反で有罪判決を受けています。
○元電通でポーカープレイヤーの竹田恒昭、逮捕。JOC竹田恒和会長のおいで竹田恒泰の… : 華原朋美の元彼じゃないよ。明治天皇の玄孫に当たる竹田恒昭氏が大麻取締法違反(所持… – NAVER まとめ
ここまで明治天皇から続く竹田恒和会長の一族について簡単に見てきましたが、最後は息子の竹田恒泰に締めてもらいましょう。
質疑応答なし、たった7分間の会見を打ち切った竹田恒和・日本オリンピック委員会(JOC)会長に批判が集まっている。会見で竹田会長は“回ってきた稟議書にハンコを押しただけ”と主張。JOCの代表者であるにもかかわらず「いかなる意思決定プロセスにも関与してない」と断言するなど、その無責任ぶりが露わとなった。
しかし、こうしたなかで注目を集めているのが、竹田JOC会長の息子で“ネトウヨ皇室芸人”と呼ばれる竹田恒泰氏だ。
竹田JOC会長が五輪招致に絡む汚職にかかわった容疑でフランス当局が捜査を開始したと一斉に報じられた今月11日、恒泰氏はこうツイートした。
〈カルロス・ゴーンの逮捕に対するフランスの報復のように見える。フランスの民度の低さが見える。マクロンは相当追い込まれている模様。〉
さらに、本日放送された『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)でも、恒泰氏はこのように吠えた。
「これ、どう見たって報復でしょ。間違いない。間違いないですね。フランスの民度が低いと言うことですわ」
「ゴーンをぽっとでも保釈すれば、話終わるんですよ、たぶん」
何を言っているのだろう。疑惑は数年前から報じられており、竹田会長に対するフランス捜査当局の昨年12月の事情聴取の日程も、同年8月の段階で決まっていた。つまり、ゴーン前会長が逮捕される約3カ月前から決定していたことなのだ。それをいまだに「報復だ」と言い募るのは、これぞまさに“印象操作”だろう。しかも、言うに事欠いて「フランスは民度が低い」って……。
だが、恒泰氏はこの『虎ノ門ニュース』で、「フランスという国はですね、ヨーロッパの中国と言われている」などと言い出し、フランスを罵倒しつづけたのだ。
「日本人って、フランスを良い国だと思ってるじゃないですか。フランス革命とか『人類の栄光』とか言ってるじゃないですか。あんなもの、人類史上の汚点ですからね、フランス革命なんて。あいつらのおかげで社会主義とか共産主義とかできたわけですからねえ」
「だいたい、パリの様子見たらわかるじゃないですか。自分のとこの治安も守れずに国がグチャグチャになってですよ、何がオリンピックの贈収賄、ふざけんなっていうんですよ」
「結局、フランスは敗戦国のくせにね、戦勝国ぶってるんですよ。ふざけんなっつうんですよ」
五輪に絡んだ汚職に対して捜査のメスが入ることは健全性を守る当然の行為だが、それを非難するのにフランス革命まで持ち出してくるとは、まったく筋違いもいいところ。その上、恒泰氏はこんなことまで言い出したのだ。
「明治天皇のひ孫だどうのこうのとか言ってますけども、あいつら王様をギロチンで処刑して、皇室ないからひがんでるんじゃないですか? 絶対そうですよ」
フランスは皇室がないひがみから父親を逮捕しようとしている(苦笑)。竹田会長の無責任会見にくわえ、息子がこんな程度の低い陰謀論を開陳するとは、どこまで恥を晒せば気が済むのだろう。
さらに、会見に対しては産経新聞でさえ〈用意した文書を読み上げただけの一方的な会見〉と断じたのに、恒泰氏は「煽り立てているのは朝日新聞」とお得意の朝日バッシングをむりやり展開する始末。だが、このときに朝日新聞の鮫島浩氏のツイートを紹介したのだが、そこにはこんなことが書かれていた。
〈JOC竹田会長は旧皇族竹田宮家生まれで明治天皇のひ孫。1974年に若い女性を死亡させる交通事故を起こし2年後に馬術競技で五輪出場している。父は関東軍参謀でJOC会長、子はネトウヨタレント。JOCに君臨する竹田一族の「栄華」の背景を国民はもっと知る権利がある。〉
~既出の引用文と内容が被るため一部省略します~
あらゆる面で異例の処遇を受けてきた、竹田JOC会長。一方、『虎ノ門ニュース』では交通事故の問題は読み上げられただけで言及されることもなく、恒泰氏も「意味不明ですね」「知る権利って(笑)」と漏らすだけだった。
そもそも恒泰氏は、2016年にこの賄賂疑惑が最初に報じられた際も、『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)で「仮に百歩譲って意図的にお金をワイロのつもりで渡していたとしても合法。違法ではない」と驚きの主張をおこなっていた。父親を守るために金で五輪招致をすることまで肯定するとは、「民度が低い」のは恒泰氏にほかならないだろう。
だが、恒泰氏はフランスを攻撃するだけでなく、こんなことも言い出している。
〈3年前、馳文科大臣(当時)は衆院予算委員会で「電通からブラック・タイディングス社が実績があるとして勧められ、招致員会が契約を判断した」と答弁している。電通から勧められた会社であることは、テレビでは触れないことが多い。電通に関するマイナスの話は、ご法度なのだろうか?〉(今月14日のツイート)
きょうの『虎ノ門ニュース』でも、恒泰氏は電通の問題を取り上げ、有本香氏から「竹田さん、この番組だから名前をおっしゃったんだけども、電通が関わっているということは、みんな知ってることなんだけど、電通の名前って全然出てこないよね」と振られると、「まあ、それはスポンサーを束ねてるから、メディアとしてはねえ」と答えていた(ちなみに恒泰氏自身、『Abema Prime』(Abema TV)でこの問題について語った際は「電通」の名前は出さず、「ある大手広告代理店」などと日和っていた)。
恒泰氏が父親を庇うために矛先を電通に向かわせようとしていることはあきらかだが、既報の通り、今回の賄賂疑惑は当初から電通が仕掛けた可能性がかなり高いと考えられてきた。しかし、メディアは電通タブーを恐れ、この問題の追及を避けてきた。疑惑の解明のためにも、恒泰氏はネット番組で吠えるだけではなく、地上波の番組でも「電通の問題を徹底追及すべき」と訴えてみてはいかがだろうか。無論、そうすれば、父上がいかに関与してきたかも掘り下げられることになるはずだが……。
父親擁護の発言が全てブーメランのように竹田恒泰に向かって返ってきていますね。
相当追い込まれている模様
なのは竹田恒泰の方で、やればやるほど墓穴を掘っているようです。
竹田恒和会長は回ってきた稟議書にハンコを押しただけ
、いかなる意思決定プロセスにも関与してない
と宣っていますが、直接関与していないことなので責任がないと白を切るつもりでしょうか。
息子曰く、本人の意思の確認
でハンコを押しているそうです。
コメントではサインを酷く貶す一方で、ハンコをいたく持ち上げていましたが、今は便利に発展した日本の印鑑文化を恨んでいるかもしれません。
天皇家の悪事が次々と暴かれていく中で起きた、皇室関係者である竹田恒和JOC会長に対するオリンピック招致に関する贈賄容疑騒動ですが、これからどのような結末が待っているのでしょうか。
最後に竹田恒泰の言葉を借りて、まとめとさせていただきます。
あんなもの、人類史上の汚点ですからね、天皇制なんて。
世の中の悪が全て滅び、あなたに救いがありますように。
すべて不品行な者、汚れたことをする者、貪欲な者、すなわち、偶像を礼拝する者は、キリストと神との国をつぐことができない。あなたがたは、だれにも不誠実な言葉でだまされてはいけない。これらのことから、神の怒りは不従順の子らに下るのである。
エペソ人への手紙 5章5~6節